交通災害共済とは
「新潟県交通災害共済」は、車社会に入った昭和43年に設立されました。
思いがけない交通事故に遭われた被災者の方々に見舞金をさしあげるため、県内全市町村が共同で始めた事業で、県民一人ひとりが助け合う相互救済制度です。
その事務は、地方自治法に基づく特別地方公共団体である新潟県市町村総合事務組合が運営し、市町村と協力して行っております。
制度の趣旨は
「交通事故による被害から県民の暮らしを守るため」加入者の皆さまが交通事故による災害を受けた場合に、見舞金を受け取ることができる制度です。
また、新潟県交通災害共済は、営利事業ではなく、少額の会費で交通事故被災者を助け合う制度であり、住民の生活の安定と福祉の増進に役立つことを目的としています。
令和5年度の決算状況
歳入の状況
区分 | 収入済額(千円) | 構成(%) |
---|---|---|
会費収入(注1) | 398,376 | 47.1 |
財産収入 | 13,535 | 1.6 |
繰入金 | 374,000 | 44.2 |
前年度からの繰越金 | 60,441 | 7.1 |
諸収入 | 0 | 0.0 |
計 | 846,352 | 100 |
(注1)決算上の数値であり、令和5年度加入者数から算出した数値ではありません。
- 会費収入
- 令和5年度会員(令和5年4月から令和6年3月までの会費収入)及び令和6年度会員(令和6年2月及び3月分の会費収入)に係る会費収入です。
- 財産収入
- 財政調整基金を公共債(国債、地方債等)で運用しており、その運用益を収入しています。
- 繰入金
- 財政調整基金からの繰入金です。
- 前年度からの繰越金
- 前年度からの繰越金(歳入決算額から歳出決算額を差し引いた額)です。
- 諸収入
- 当面支出する見込みのない歳計現金を国債等で数か月間運用して得た収入です。
歳出の状況
区分 | 支出済額(千円) | 構成(%) |
---|---|---|
共済見舞金等 | 221,720 | 26.2 |
自治会報償費 | 55,384 | 6.5 |
市町村交付金 | 49,166 | 5.8 |
広告・印刷費等 | 46,999 | 5.6 |
その他事業費 | 2,213 | 0.3 |
一般会計繰出金 | 40,727 | 4.8 |
積立金 | 372,687 | 44.0 |
翌年度への繰越金(注2) | 57,456 | 6.8 |
計 | 846,352 | 100 |
(注2)実質収支額(歳入歳出差引額)
- 共済見舞金等
- 当該年度中に支払った共済見舞金等の総額です。
- 自治会報償費
- 申込書の配布や会費の取りまとめの協力を得た自治会や町内会等に対し、町内会活動を補助するものとして、報償費を交付しています。
- 市町村交付金
- 市町村の窓口が交通災害共済の事務を行っています。交通災害共済制度の普及を図り、健全に運営するため、加入促進その他の事務経費を支弁するものとして交付金を交付しています。
- 広告・印刷費等
- 広報活動や各種印刷物の製作に要した経費です。
具体的には- 加入募集時に行ったテレビ・ラジオCMや新聞広告などの広報
- チラシやパンフレット、ポスターなどの製作
- 加入申込書、封筒などの製作
- 見舞金請求書、診断書その他の請求関係書類の印刷経費
などに要した経費です。
- その他事業費
- その他交通災害共済事業の運営に要した経費です。
具体的には- 交通災害共済専用電算システムの保守に要する経費
- 見舞金決定通知などの発送経費
- その他消耗品等の購入経費
などに要した経費です。
- 一般会計繰出金
- 新潟県市町村総合事務組合の運営に要する経費のうち、交通災害共済事業がその業務量に応じた経費を拠出したものです。
具体的には- 人件費相当額
- 事務室等の借上げに係る光熱水費、修繕費相当額
- パソコン等の借上げに要した経費
- 議会費、監査委員費等
などに要した経費です。
- 積立金
- 財政調整基金へ積み立てたものです。
- 翌年度への繰越金
- 翌年度の歳入に繰り越された額です。
共済見舞金等の支給状況
等級 | 件数 | 金額(千円) |
---|---|---|
1等級 | 36 | 54,000 |
2等級 | 4 | 6,000 |
3等級 | 0 | 0 |
4等級 | 36 | 18,000 |
5等級 | 4 | 1,800 |
6等級 | 13 | 5,200 |
7等級 | 21 | 7,350 |
8等級 | 15 | 4,500 |
9等級 | 24 | 6,000 |
10等級 | 34 | 6,800 |
11等級 | 44 | 6,600 |
12等級 | 70 | 7,000 |
13等級 | 903 | 63,210 |
14等級 | 105 | 6,300 |
15等級 | 112 | 5,600 |
16等級 | 141 | 5,640 |
17等級 | 429 | 12,870 |
上位等級移行による差額 | 12 | 1,550 |
葬祭費 | - | - |
死亡弔慰金 | 0 | 0 |
特別共済見舞金 | 3 | 3,000 |
交通遺児見舞金 | 1 | 300 |
計 | 2,007 | 221,720 |
財政調整基金
財政調整基金残高(令和6年3月31日現在)
3,898,433,949円
1 設置の目的
新潟県交通災害共済の健全な運営に資するためです。
2 基金の使途
- 当年度又は翌年度の見舞金支払い等の運営経費に充てます。
- 大規模な交通災害発生等(会費の収入よりも見舞金の支出が多くなる場合です。)に備えます。
- 制度廃止した場合、事故発生から1年間の請求期間があるため、その期間の見舞金支払い等運営経費に充てるべく備えています。
例規集
要綱要領等
組合公報
公表
カレンダー等ダウンロード
カレンダー(PDF)ポスター(PDF)チラシ(三つ折り)(PDF)チラシ(ジャバラ)(PDF)English leaflet(PDF)Vietnamese leaflet(PDF)Chinese leaflet(PDF)Korean leaflet(PDF)